モンキー・ア・ゴー・ゴー |
〈SIDE 1〉 1. クルエル・シー ベンチャーズの三度目の来日でヒットが予想されているこの曲はマックスフィールドのペンになるもので、実力の伯仲したブルー・ジーンズとの聞き比べも楽しいでしょう。互角とは行かなくても、ブルー・ジーンズ独特のサウンドを作りだし、ベンチャーズとはちがった持味が生かされていて、この種のナンバーが一番安心して聞けるのは立派と言わねばならないでしょう。 |
2. 急がば廻れ ブルー・ジーンズのステージを御覧になった方は御存知、彼らのバンド・テーマになっていますね。 65年早々、日本にやってきてあっと言わせたベンチャーズの往年の大ヒットですが、サーフィンの波に乗った彼らがまた"ウォーク・ドント・ラン'64"としてリバイバルさせ、これがまたまたのヒット、こちらはブルー・ジーンズ"ウォーク・ドント・ラン'66"とでもゆきましょうか。 |
3. ツイン・カット・アウト 風をきってぶっ飛ばすなんてのは、せっかちな車のラッシュの現状では全く夢のような話。せめて、その気分だけでもホット・ロッド・ミュージックを聞いてというわけて、別にラッシュに悩む我々のために作られたというわけではありませんが、シャット・ダウン・ダグラスといういさましいホット・ロッド・グループの演奏曲をブルー・ジーンズが再現してくれます。 |
4. アパッチ ザ・サファリーズ等によってここ数年間ヒットしていますこの曲は、アメリカで生まれた感じですが、メロディーはスウェーデンのギタリスト、ヨルデン・インゲルマンの作曲によるものだそうです。ブルー・ジーンズのレパートリーとしては決して新しくありませんが、レコーディングは初めてです。 |
5. 007/ゴールドフィンガー ジェームズ・ボンドでおなじみの"007シリーズ"の第三弾 "ゴールドフィンガー"の主題曲です。英国秘密情報局員ジェームズ・ボンドに扮するご存知ショーン・コネリーがゴールドフィンガーという怪人物を相手にイギリス、アメリカ、スイスをまたにかけ大活躍!映画もいつも最高ですが、"ロシアより愛をこめて"のような名曲が生まれてくれることに期待しましょう。 |
6. 10番街の殺人 ベンチャーズの最近のロング・ヒットとなっているこの曲は、作られたのは実に古く、ミュージカル作曲家リチャード・ロジャースがローレンツ・ハートの力を得て1936年に発表したブロードウェイ・ミュージカル"On Your Toes"に紹介された曲ですが、この寺内タケシのアレンジの方はいかがですか。スリラーもどきなイントロに始まって軽快なすばらしいメロディーをうまく生かしていますね。 |
〈SIDE 2〉 1. ダイアモンド・ヘッド ベンチャーズの最新のヒットですが、このLPのタイトルになっている通り、今年の春から夏にかけ大ヒットとなりそうですね。波に奏でられる南の国の優雅なムードがエキゾチックな夢に誘ってくれます。寺内タケシの名演奏がハワイの雄大な風景画を色彩豊かな素晴らしいタッチで聞かせています。これは余談ですが波の音はエレクトーンの鈴木八郎担当。種々のテクニックを駆使してギターならではの限界をいっている音のオブジェが大変面白いですね。 |
2. 夢のマリナー号 これまたベンチャーズが"ダイアモンド・ヘッド"、"10番街の殺人"に続いて放ったヒット、アメリカ海軍の打上げた人工衛星マリナー号からヒントを得、4人のメンバーが合作したものである。SFミュージック的な感じとビート・ミュージックの結婚によって生まれた混血児的なものでスペース・ロックに編曲されてないのが感じよい。 |
3. パイプ・ライン ブルー・ジーンズもこの曲を演奏しはじめてからもはや3年。彼らの成長と共に歩んできたなつかしい曲です。ベンチャーズのヒットで知られていますが、シャーマンとスティッカードのコンビによる作曲でシャンティズのものがオリジナルです。ブルー・ジーンズとしてもこの曲のレコーディングは数回にわたっていますが、今回はエコー・サウンドをうまく生かし少し変わったムードを出しています。 |
4. スイムで行こう エルヴィス・プレスリー主演「フロリダ万才」の主題歌です。イースターの休暇に何万という大学生が集まるフロリダのフォート・ロダデールにプレスリーのコンボが歌に、ガールハントに活躍する映画で '65年の夏大流行したリズム、スイムの曲です。 |
5. 真珠貝の歌 ハワイでは2・3年前に流行した曲ですが、ビリー・ボーン・オーケストラによって日本でヒットしたものでその後色々なスタイルのバンドで演奏されていますがここでは寺内タケシがロックに編曲してます。 |
6. 花火 先頃来日したマンボの王様ペレス・ブラードのレパートリーを寺内タケシとブルー・ジーンズがエレキ・サウンドに乗せて大変楽しく演奏してます。 |
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